語感による科学的名づけ

エッセイ

   ‘LA LA LAND’と ‘ラ・ラ・ランド’  

‘LA LA LAND’と‘ラ・ラ・ランド’は同じか。
近くアカデミー賞作品賞の最有力候補ミュージカル映画‘ラ・ラ・ランド’が本邦公開される。そのハリウッドでの原題が‘LA LA LAND’なのである。それでは、‘LA LA LAND’と‘ラ・ラ・ランド’は同じか。
‘ラ・ラ・ランド’をローマ字的に書くと‘RA RA RANNDO’となる。‘LA LA LAND’と‘RA RA RANNDO’では違う。‘L’と‘R’の違いである。日本語には/R/と/L/の区別はない。日本人は/R/と/L/を発音し分けられないし、聞き分けられない。しかし、欧米人にとっては/R/と/L/は違う音である。したがって、‘LA LA LAND’と‘RA RA RANNDO’はまったく別物なのである。音としてどの程度、どのように違うのか。欧米人の発音体感の違いを調べる必要があるが、ここでは発音法の違いから来る理論値で語感の違いを分析してみた。この分析結果は日本人の感性による欧米人一般の持つであろう推測値である。発声学では、/R/も/L/も流音に分類される。特に/R/は舌音と言われることもある。舌を最も震わせるからである。ソクラテスも‘R’は最も舌を使うので動きを表すといっている。英語の音象徴を研究された九州大学の西原忠毅先生も共に運動の暗示に適しているとおっしゃっている。さらに、/R/は回転運動、/L/は滑り、流れのような円滑緩慢な運動の感じを与えるとしておられる。
日本人の/ラ/の発音が/R/なのか/L/なのか。両方の間を揺れ動いているのではとも言われる。‘リ’は/Li/だけど、‘ロ’は/Ro/とも言う。‘ラ・ラ・ポート’の‘ラ’は/L/だけど‘ウララ、ウララ、ウラウラヨ・・’の‘ラ’は/R/とも言われる。英語に堪能な人かどうかでも違ってくるのかもしれない。
ちなみに、英語の‘LA LA LAND’には夢の国という意味合いがある。
    (平成29年2月23日)

ラ・ラ・ランドLA LA LANDRALA
1散らばりあざやか散らばりスカッ
2揺れ・揺らぎ明るい揺れ・揺らぎクリア
3豪 華洗 練楽しさ乾いた
4楽しさスカッ派手・華やか明るい
5乱 れ親近感豪 華輝 き
6にぎやかシャープ輝 き乾いた
7親近感弾 けにぎやか速 い
8違和感充実・充分乱 れ清 潔
9とろ け豊 富乾いたさっぱり
10派手・華やか重苦しいチャレンジ刺 激
1照り・輝き存在感照り・輝きキ レ
2乱 れ多 い乱 れハッキリ
3緩み・弛みキ レばらけ・散ばり滑らか
4賑わい・騒滑らか乾 燥破 裂
5多 い弾 け緩み・弛み弾 け

   「ぐぎごさん と ふへほさん」を読んで  

久しぶりに絵本を買った。岸田衿子さんの「ぐぎごさん と ふへほさん」である。ある新聞紙上の評に「抜群のことばのセンス」とあったからである。
「ぐぎごさん」は角張っていてかちかちに固く、「ふへほさん」は丸くてふわふわに柔らかく、「ぐぎごさん」が海で釣り上げたのが、ごちごちのブルドーザー、そして「ふへほさん」が釣り上げたのが、ふにゃふにゃのゴムボート・・・
まさに語感(音象徴)そのものである。
分析結果をご覧いただきたい。
「ぐぎがさん」と「ふへほさん」が対称になっている。ラマチャンドランの「booba」と「kiki」も対称になっているが、対称になり方がやや違っている。併せてグラフ化したので、比較してみていただきたい。
                  (平成25年9月6日)
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ぐぎがふへほboobakiki
1迫力・勢い軽 い拡散・広がり小さい
2乱 暴柔かい大きい角ばった
3パワー・力感受 身丸 味真っすぐ
4角ばった自然に迫力・勢い意識的
5固 い心的・内面的ボリューム感・厚み意思・指向性
1大きい軽 い柔かい切 れ
2固 い滑らか温かい小さい
3粗 い淡 い濃い・厚い固 い
4温かい柔かい大きい滑らか
5濃い・厚い湿った湿った淡 い

   なでしこ、すみれ、バラ、  

‘なでしこ’は言わずと知れた‘なでしこジャパン’の‘なでしこ’。もともとは‘大和撫子’の‘なでしこ’。日本女性の理想としてのイメージでした。
‘すみれ’は少女歌劇団宝塚のテーマソング。
‘チューリップ’はオランダの少女。
‘バラ’は情熱の女カルメンの‘赤いバラ’。そして、
‘もも’は、雛祭りの女の子のイメージだろう。
これらが人の名前ならどんなイメージを持っているか。男の子の場合と女の子の場合を並べてグラフにしてみた。
ついでに、ピカチュー、どらえもん、ボス、キティーちゃん、バービーを名前としてグラフにしてみた。見比べてみて下さい。
     (平成24年8月15日)
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   ‘Ru’か‘Lu’か    由紀さおり(2)  

先日、NHKのTV番組で 由紀さおり を取り上げていた。その中で、外国人女性が「夜明けのスキャット」の「ル」にふれてコメントしていたが、字幕をみていると「Lu」になっていた。
前の分析では、私は「Ru」で分析した。やはり、外国人は「R」と「L」を聞き分けていたのである(当然のことかもしれないが)。
私自身は、‘R’と‘L’とを聞き分けられないが、発音方法が違う以上、発音体感は違うはずである。語感分析のコンピューター・ソフトには、一応‘R’と‘L’の違いを組み込んである。
あらためて、‘Lu’を分析してみた。当然違った結果になるが、やはり基本的にはよく似ている。
「さおり」の分析と並べてみると「Ru」よりも「Lu」の方が近いかもしれない。「ラ」は「Ra」かもしれないが、「La」でも分析してみた。
私のように日本語で育った人間には、言葉としての‘R’音と‘L’音とを区別することはできない。しかし、発音方法が違う以上、潜在意識で感じているイメージは違うはずである。
 それを言葉で表現できないだけである。だから、意識に上げることもむつかしいのである。(だから、何となく違うという感じになる。)
    (平成24年2月25日)

Ru''''Lu''''RaLaさおり
力動感''''清らか''''カジュアル潔 さすっきり
味わい''''りりしい''''楽しい清らかクリア
楽しい''''鋭 い''''にぎやかクリア潔 さ
にぎやか''''清 楚''''活 発さわやか清 楚
渋 い''''クリア''''溌 剌りりしい輝 き
★★★★★★★★
★★
★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
動 き心的・内面的外向・オープン自然に明るい
滑らか滑らか拡散・広がり明るい積極的(主体的)
心的・内面的透明感明るい滑らか滑らか
離散性・個別切 れ滑らか軽 い冷たい
インパクト緊張感自然に透明感集中・纏り感

   「ル・ラ・パ」――? 由紀さおり  

由紀さおりが海外でブレイクしている。「ル・ラ・パ」は彼女の代表曲「夜明けのスキャット」の導入部である。
もともとは曲のみで歌詞はなく自由に歌ってくれと言われて、「ルー・ルル・ルー」と歌い出したのだそうである。なぜ、「ル」で「ラ」で、「パ」なのか。
彼女は、「くぐもった感じの‘ル’というところから、すっと入って、それに少し情景が明るくなる感じで‘ラ’に行って、サビのところは破裂音‘パッ’と一番明るくなって、お日様が出てきたような・・・」と言っている。
さすがに、一流の歌手、正確に言葉の音の微妙なニュアンスを攫んでいる。
コンピュターで「ル・ラ・パ」の語感を分析してみた。
「由紀」、「さおり」も併せて分析してみた。中段は、人の性格に擬えての分析であるが、五つの言葉が見事に同じ傾向を示している。(音の持つイメージを人間の性格に例え、TA(交流分析)的に表現した)
この分析は、一人の人間の生活態度の傾向が、厳格で頑固な父親的か、やさしく受け入れる母親的か、クールでフェアーな大人的か、天真爛漫でのびのびした若者的か、素直でおとなしいイイ子的か、その混じり具合を算出したものである。
結果は、「ル」、「ラ」「パ」はそれぞれ天真爛漫のびのび度がきわだって高く、「由紀」も「さおり」もこの天真爛漫のびのび度が一番高くなっている。
これは何を意味しているのだろうか。
「由紀さおり」は彼女の芸名である。したがって、彼女がそのように呼ばれ続けて育ったわけではない。しかし、気に入って選んだ名前であろう。彼女が自分らしいと思ったか、あるいは、そうありたいと思ったイメージの名前なのだろう。
彼女の代表曲「夜明けのスキャット」を、「ル・ラ・パ」と歌い出したのも、その言葉の音が彼女の中から自然に湧き出てきたのだろう。自分を表現したくて出した言葉の音が「ル・ラ・パ」であったということなのだろう。だから、彼女が自然に出した音と彼女が選んだ名前の音の基調的な傾向が同じになった、ということなのだろう。これら、すべてが彼女らしいということなのだろう。

ちなみに、甘アマかーさん度は、‘B’行、‘M’行の音に出やすく、ガンコ親父度は、‘G’行、‘D’行に出やすく、クールな大人度は、‘K’行に出やすい。‘P’行は基本的に子供っぽい。
また、くぐもった感じ(内面的)は、‘u’列、明るい感じは‘a’列に出やすい。
    (平成24年2月17日)

''''''''由紀さおり
1力動感''''カジュアル''''明るいメルヘンチッククリア
2味わい''''楽しい''''開放感軽やか潔 さ
3楽しい''''にぎやか''''若々しいはかないすっきり
4にぎやか''''活 発''''浮揚感淡 い輝 き
5渋 い''''溌 剌''''軽やか浮揚感清 楚
厳格ガンコ親父・度★★★★★
やさしい甘アマかーさん・度★★
フェアーでクールなオトナ・度★★★★★★★★
天真爛漫のびのび・度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
素直でおとなしいイイ子・度★★
1動 き外向・オープン拡散・広がり心的・内面的明るい
2滑らか拡散・広がり外向・オープン揺れ・揺らぎ積極的(主体的)
3心的・内面的明るい軽 い柔かい滑らか
4離散性・個別滑らか自然にスピード感冷たい
5インパクト自然に明るい滑らか集中・纏り感

          ご自身の名前を分析してみたい方は、こちらへ → 

   菅井円加さん、ローザンヌ国際バレーコンクール優勝、おめでとうございます。  

円加(MaDoKa)を語感分析してみた。
‘Do’の音は、日本語の拍の中では最も重く、少し暗い。それ故か、日本の女性の名前に‘Do’を使うことは非常にめずらしい。他には淀(YoDo)がある程度かもしれない(‘のどか’もあるかもしれない)。
‘MaDoKa’は、この重い‘Do’を充実の‘Ma’と軽くて切れのある‘Ka’ではさむことによって、重さを中和し、むしろダイナミックさを感じさせる。
すなわち、まず、先頭音‘Ma’によってマイルドな感じ、後尾音‘Ka’によって軽やかな明るさ、そして、真ん中の‘Do’によって隠れた底力のようなものを後味として感じさせる。

「名は体を表す」という。私は、子供の名前がその名を呼ばれ続けることによって、その子の性格に影響を与えると思っている。
菅井円加さんの普段の性格がどのようなものであるか私は知らない。しかし、彼女の踊りの中に彼女の本質的な性格が現れていると思う。彼女の踊りをどう思いますか。
     (平成24年2月7日)

円 加''''''''
**************************
1豊 か''''やさしい''''どっしり軽やか
2温 厚''''まろやか''''重 厚クール
3おおらか''''豊 か''''男性的あっさり
4まろやか温 か力強いすっきり
5ゆっくり暖 か鈍 い気 品
1積極的(主体的)''''自然に''''鈍 い軽 い
2集中・纏り感''''柔かい''''澱み感乾いた
3大きい''''充ちた・塊り''''暗 さ淡 い
4充ちた・塊り''''大きい''''重 い明るい
5自然に''''膨 張''''パワー・力感自然に
6パワー・力感積極的(主体的)積極的(主体的)外向・オープン
7温かい繋がり集中・纏り感拡散・広がり
8迫力・勢い外向・オープン迫力・勢い空いた
9柔かい温かい止まる・留まる切 れ
10澱み感集中・纏り感充ちた・塊り積極的(主体的)

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   「絆(きづな)」  

今年の漢字は「絆」である。読みは「きづな」。これは和語だろう。
「きづな」という言葉は、語源的には「綱」、「繋がり」とも繋がりがあるのだろう。音的には、「築く」、「気付く」なども連想される。
「きづな」の語感を分析してみた。‘き’、‘づ’、‘な’、一字一字も併せて分析してみた。一字一字のイメージを物語的に読んでいくと、「きづな」の伝えるイメージがよりはっきりと分かる。
   意思の輝き + じっくり深み + やさしい繋がり
   (平成23年12月13日)

''''''''
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1かわいい''''キュート''''アグレッシブ柔らか
2親しみ''''キリリ''''濃 厚やさしい
3ういういしい''''理知的''''じっくり漠とした
4じっくり輝 き地 味なごやか
5充 実クリア情 緒のんびり
1迫力・勢い''''意識的''''深 み自然に
2心的・内面的''''小さい''''パワー・力感柔かい
3軽 い''''意思・指向性''''心的・内面的繋がり
4深 み''''切 れ''''迫力・勢い外向・オープン
5パワー・力感''''積極的(主体的)''''抵抗感滑らか

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   ココ マリン チョコ 今年のワンちゃんの愛称ベスト3  

今年の犬の名前の多いものベスト3が、ココ、マリン、チョコ だそうである。
‘語感’を分析してみた。ココ、チョコ は、カワイさが前面に、マリン はある程度のボリューム感がでているようだ。子犬のときは、皆小さいが、チョコ がもっとも小さい感じである。
ココ、チョコ は小型犬、ココには少し固さがあり、チョコ にはおちゃめさがある。
マリン はレトリバーあたりでしょうか。
    (平成23年10月24日)

ココ''''マリン''''チョコ
1かわいい''''充実した''''かわいい
2親しみ''''豊 か''''お茶目
3ド ラ イ''''ボリューム感''''親しみ
4クール''''味のある''''面倒見のよい
5理知的''''温 厚''''ボリューム感
1集中・纏り感充ちた・塊り小さい
2回 転集中・纏り感自然に
3積極的(主体的)迫力・勢い身 近
4身 近パワー・力感心的・内面的
5乾いた濃 い集中・纏り感
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   どじょう と 金魚  

共に、昔から、われわれ日本人には親しまれてきた魚である。
方や食用、方や観賞用で、イメージとしても対照的である。
この二つを、言葉の音の響き、すなわち、語感だけで分析してみた。

どじょう''''金 魚
************
1どっしり''''イキイキ
2濃 厚''''新 鮮
3重 厚''''理知的
4円 熟キュート
5男性的しっかり
1暗 さ''''積極的(主体的)
2重 い''''集中・纏り感
3鈍 い''''固 い
4澱み感''''離散性・個別
5積極的(主体的)''''切 れ

実際のイメージと余り違わないのではなかろうか。少なくとも、矛盾はしていない。
このことは、何を意味するのか。音が実際のイメージと合っているということである。
‘どじょう’はヤマトコトバ、‘金魚’は漢語、すなわち、輸入語である。
‘金魚(キンギョ)’は他国語を導入したもので、発音は導入に際し、現地の発音を日本語的に聞きなしたものだが、そこには、当時の人々の語感のセンスが存分に活かされている。

意味するところのもののイメージからすると、一国の総理としては、もう少し大きなスケールが欲しいところであるが、語感のみからいうと、‘どじょう’の‘ど’は、拍の中では最も重く、迫力のある音で、接頭詞として、‘ど・根性’、‘ど・迫力’、‘ど・アホ’、などに使われる。
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    (平成23年8月30日)

   放射能汚染水浄化装置「サリー」の語感  

放射能汚染水浄化装置という厳めしい肩書と「サリー」という名前は、いかにも不釣り合いである。しかし、「サリー」という音の響きにホッとする面もある。

「サリー」といえば‘魔法使いの少女サリー’。
しかし、「サリー」の語感に、不思議な力がある、とか、カワイイ少女、とか、人のために何かしてくれる、とかがあるわけではない。「サリー」と聞いてこれらのイメージが湧くとすれば、それは意味からくるイメージである。
‘魔法使いサリー’を知らない人々はそのようなイメージは持たないだろう。
それでは、どのようなイメージを持つのか。

「サリー」の語感、すなわち、‘サリー’という音の響きの人に与えるイメージは、明るく、さわやかで、軽く、切れがあって、のびやかというものであろう。
これらが、カワイイ魔法使いの少女のイメージにピッタリなので、そのように名付けられ、人々もそれを受け入れたということである。
方や、鉄のカタマリのようなオドロオドロしい近代的装置、しかし、われわれは、この装置に放射能汚染水を除去し、すっきりきれいにして欲しいと祈りにも似た期待をかけている。神通力、魔法を期待しているのである。だから、あまり違和感がないのかもしれない。

なお、かってのインド女性の正装‘サリー’もこの本来の語感にピッタリである。
    (平成23年8月20日)

   なでしこ ジャパン  

なでしこジャパンの活躍がすばらしい。
‘なでしこジャパン’を‘語感’で分析してみた。
‘なでしこジャパン’の‘なでしこ’は‘やまとなでしこ’から来たものだろう。
‘ジャパン’は‘にっぽん’の英語読み、そして、‘やまと’は日本の昔の呼称である。
‘なでしこ’の‘語感’を物語的に読んでみると、語呂合わせとのお叱りを受けるかもしれないが、なよなよとしたやさしさ、柔かさの一方、でんと構えた存在感があって、そして、すっきりしたかわいい子、となる。
撫子の花そのものも和風で、‘語感’としてもやや地味であるが、洋風の名前‘ジャパン’で派手さが加わり、バランスのいい名前になっている。
ところで、和風の花は、撫子の他にも、桔梗、女郎花、椿などたくさんあるが、なぜ、‘なでしこ’になったのだろうか。
曰く因縁故事来歴があるのだろうが、一つには4拍で3拍の‘やまと’と相性がよいことがあると思う。
3+4 で7拍。日本語では、3,5,7拍が発音しやすい。
‘なでしこジャパン’も 4+3 で7拍である。大和撫子に対する日本男児も 4+3 である。
グラフは雰囲気を表わすグラフを使ってみた。
ジャパン、にっぽん、やまと の‘語感’の違いを味わって欲しい。
なお、‘さくら’を加えたのは、日本人のこよなく愛する花‘さくら’と日本人が日本人女性らしいと思う‘なでしこ’を比べてみて欲しかったからである。まさに正反対に近い。
日本男児のありたい自分と伴侶に求めるものが正反対ということなのだろうか。(優生遺伝学上は正しい)
今回は、それぞれを人間に例えて、それぞれの雷親父度、甘々かーさん度、クールな大人度、天真爛漫やんちゃ度、いー子いー子度を分析してみた。(交流分析的な仕分け方であるが、この場合は態度ではなく性格傾向である)
我国は、やはり、お母さんが強い。
それにしても、‘さくら’は‘語感’的にもいさぎよい。
   平成23年7月15日

なでしこ''''ジャパン''''ニッポンやまとさくら
********************************
1親しみ''''楽しい''''親しみ漠とした軽やか
2のんびり''''充 実''''かわいい暖 かさわやか
3ゆっくり''''ボリューム感''''濃 厚ゆったり浮揚感
4滑らかにぎやか味わいやさしい楽しい
5かわいいういういしいじっくりおおらか明るい
厳格ガンコ親父・度★★★★★★★
やさしい甘アマかーさん・度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
フェアーでクールなオトナ・度★★★
天真爛漫のびのび・度★★★★★★★★★★★★★★★★★★
素直でおとなしいイイ子・度★★

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   ギャグ と 駄洒落  

‘なでしこジャパン’の佐々木監督の特技は‘おやじギャグ’だそうである。
意味的に、ギャグと駄洒落は違うのか。随分違うように感じる。
それでは、おやじギャグと駄洒落ではどうか。随分近づいた感じがする。
では、なぜそうなのか。これらの言葉の‘語感’を分析してみた。

性格分析表をみると、‘ギャグ’と‘駄洒落’では大きく違う。
‘ギャグ’は厳格父親度と天真爛漫度が高いが、‘駄洒落’はやさしい母親度が高い。‘おやじ’も意味とは逆に、母親度が高く次いで天真爛漫度が高い。
そこで、父親度の高い‘ギャグ’の前に母親度の高い‘おやじ’を持ってくると、二つの‘語感’が重なり合って‘駄洒落’に近い‘語感’になるのである。

ところで、‘おやじ’を漢字にすると‘親父’で、‘父親’の前後を逆にしただけで同じである。
しかし、‘おやじ’と厳格な父親では意味的には随分異なる。‘おやじ’には親しみやすさ頼りやすさがあるが、‘厳父’にはそれはない。
この違いは、まさに‘語感’から来るものである。
   平成23年7月20日

ギャグ''''駄洒落''''おやじ
***********************
1強 烈''''ボリューム感''''おおらか
2力動感''''力強い''''温 か
3にぎやか''''どっしり''''暖 か
4野性味''''濃 厚''''ゆっくり
5激しい''''ドレッシー''''包容力
厳格ガンコ親父・度★★★★★★★★★
やさしい甘アマかーさん・度★★★★★★★★★★★★
フェアーでクールなオトナ・度
天真爛漫のびのび・度★★★★★★★★★★★★
素直でおとなしいイイ子・度

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   原発は原罪か、天罰か     意味的語感  

3・11東日本大震災以来、原発に関する報道が連日行われている。
もちろん、原発とは原子力発電の略で、発音は‘ゲンパツ’である。
ある日、フト気づいたのだが、被災地の福島の方の発音が‘ゲンバツ’に聞こえたのである。東北訛りということもあるかもしれないが、むしろ、なんとなく納得してしまった。
‘ゲンバツ’と聞いて、一瞬、脳の中に‘厳罰’、そして‘原罰’の文字が浮かび上がったのだろう。これは、‘原罪’+‘天罰’からの類推かもしれない。
もちろん、これらは本来の意味での語感ではないが、言葉の音が呼び起こすイメージという意味で語感といわれることが多い。これを意味的語感という。

本来の語感のみについていえば、‘バツ’は、清音‘パツ’を濁音にしたものである。無声音‘P’には、明るく軽くはじけるイメージがあるが、有声音化して‘B’になると、濁り、湿り気が加わり、暗さと力感がでる。
結果、‘ゲンパツ’は前向きで明るいが、‘ゲンバツ’は重々しく暗くなってしまう。
(もちろん、これは漢字の意味に合わせた説明ではありません。むしろ、当初、呉音を聞きなして日本語にしたときに意味に合わせて音を決めたのでしょう。)

日本語には、同音の多義語が多く、われわれは音から字を思い浮かべ、その中から文脈に添うものを選び出し、意味を理解しているのである。脳の中で一度漢字に変換して、その漢字を脳の中で見て、意味を理解しているのである。
音だけの会話でも、脳の中では漢字を思い浮かべ、その字を読んでいるのである。
日本語が視覚言語といわれる所以である。鈴木孝夫先生は、TV言語とおっしゃっているが、私は語感というバックグラウンド・ミュージックもついているので、劇場型言語だと思う。(聴覚野に加え、視覚野、そして、体感感性野なども活性化するので、感性言語、あるいは、多脳言語ということもできる。)
     平成23年6月17日

   PHYZ このロゴを何と読みますか?  

ブリッヂストンから出た新しいゴルフ・アイテムのブランドネームである。
一瞬、何と読むか分からない記号めいたロゴである。
母音に当たるアルファベットが一字もない。ITメカか、ファインケミカルか、最新のメカを思わせる字並びである。
そこで、これがゴルフ・クラブ、あるいは、ゴルフ・ボールのブランドとしてふさわしいかどうか語感分析をしてみた。
PHYZ を何と発音するか。カナでは‘ファイズ’と書いてある。
そこで、‘ファイズ’を分析してみた。多分、ゼクシオ、エスヤードあたりが対抗と思われるので、並べて分析してみた。
語感は、音並びを物語として読むこともできる。(新しいネーミングはこのように読まれることが多い。)
‘ファイ’は、軽く浮き上がったものが小さくまとまる感じ、そして、‘ズ’で重く粘って滑る感じと読める。
(PHYZ を欧米的に読むと語尾の音‘u’はほとんど効かないが、日本語的に‘ファイズ’と読んでしまうと語尾の‘u’が効き動きが強調されてしまう。)
‘エスヤード’は、軽くのびやかではあるが、最後の‘ド’で重くしっかり踏みとどまる感じとなっている。
‘ゼクシオ’には、やはりロゴ‘XXIO’ からくる新奇感と語感からくる迫る迫力があり、最後の‘0’で納まっている。
製品の性能は別にして、このネーミングでアスリート・プレイヤーに受け入れられるかどうか。あるいは、シニヤーに受け入れられるかどうか。
(女性には受け入れられるかも、カワイイから)
コマーシャルとしては、PHYZ を英語読みにして、最後の‘Z’を極力短く、しかも重く響かせた方がいいと思う。(語感から)
    平成23年6月10日

   モバゲー 対 グリー    モバゲー は下品  

‘語感’だけを分析してみた。
グリーは、上向きの動きもあり、のびやかな切れをあり、コンパクトながらパワーもある。
一方、モバゲー は、4拍の中に2拍も濁音があり、さわがしいに加えて、‘ゲー’という長音は日本語では生理音を連想させ、あまり品がよくない。‘モバゲータウン’となると、‘タウン’ですっきりするので、多少品の悪さはカバーされ、気にならない。
賑やかさを確保しつつ、下品さを少なくするにはどうすればいいか。
‘モバゲ’と3拍にして、‘ゲ’と短く発音するか、‘モバゲーム’と5拍にして、‘ゲーム’の意味で意味的に引っ張ってしまうかである。ただ、‘モバゲーム’としてしまうと、当たり前になって奇抜さが半減してしまうかもしれない。
なにげに、‘モバ・ゲ’がよさげ かな。

日本語の場合、3拍、5拍、7拍が発音しやすい。4拍の場合は、2拍、2拍に分けて発音されてしまう。したがって、‘モバゲー’の場合、‘モバ’と‘ゲー’になって、‘ゲー’の‘語感’がもろに出てしまうのである。

最近、雑誌などでよくみる表現に‘スマホ’がある。
‘スマートフォン’6拍を縮めて3拍にしたものである。それはそれでいいが、なぜ‘スマフォ’にしなかったのか。
日本語としては‘ホ’の方が‘フォ’よりも正当という感覚からだろうか。しかし、‘スマフォ’を‘スマホ’にしてしまうと、和風というか、田舎っぽくなってしまう。
皆さんは、どう感じますか。
     平成23年6月14日

   美魔女 か  魔美女  

美魔女という言葉を初めて聞いた。アラフォーで、なお美しさを追求する女性たちのことだそうである。
美魔女とは、美女と魔女との合成語だろう。合成なら、もう一つ作れる。魔美女である。
美魔女と魔美女。どう違うか。
意味的には、美魔女は本質的には魔女、魔美女は美女ということになる。
いずれにしても、発音しづらい。この発音の際のマガマガしさが魔女らしさを醸し出しているのかもしれない。
語感的には、先頭音の‘Ma’のマイルドに対し、‘Bi’は挑発的である。
美魔女、挑発的な魔女ということか?!

OJIガールというファッションがあるのだそうである。オジサン的なチノパン、セーターのシンプルな服装がはやりだしたのだそうだ。
しかし。OJIガールとはいかにも発音しづらい。特にガールは、意味は別にして、上品な音ではない。先頭音の‘ガ’は固く、がさつで、さわがしい。
山ガールというものある。これも音はよくない。ネクラで重たい感じがする。
ガールフレンドという言葉もある。(あった。)これには、何か明るい楽しいイメージがある。
同じガールで、ナゼだろう。
ガールだけの発音をみると、ガールフレンドのガールは尻上がりに発声する。山ガールは逆に尻下がりになっている。
尻上がりは明るく、尻下がりは暗く重い感じになるのかもしれない。
OJIガールのガールはフラットである。暗くも明るくもないが、OJIがいかにも地味で少し暗い。
      平成23年3月7日|RIGHT:|BGCENTER:|CENTER:'|BGCENTER:|CENTER:'|BGCENTER:|CENTER:|BGCENTER:OJI|

1強 烈''''やさしい''''野性味濃 厚
2ボリューム感''''豊 か''''にぎやかじっくり
3アグレッシブ''''温 か''''強 烈円 熟
4ドレッシーまろやかカジュアル充 実
5充 実暖 か活 発味わい
1作為的''''自然に''''積極的(主体的)湿れた
2積極的(主体的)''''積極的(主体的)''''迫力・勢い暗 さ
3インパクト''''充ちた・塊り''''パワー・力感深 み
4湿れた''''柔かい''''賑やか心的・内面的
5迫力・勢い''''大きい''''大きい抵抗感
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