語感による科学的名づけ

語感言語学

                         

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   語感言語学  

  語感から、ことば を考えてみた。

 オノマトペ は ことばの赤ちゃん     ことばの本質は 見立て  

ゥン?     たがう、かがう
ウン      なずく → なじ → なだれる
ウンウン    なされる
ウーンウーン  めく
ウッ!     っとりする
ウーウー    なる

これらは u で始まるオノマトペであるが、実際には、この通りには発音されているわけではない。 ゥン? にしろ ウン にしろ、口を開けない鼻音であり、うめき声、うなり声にしても内にこもる音で u と正確に発声しているわけではない。
しかし、内にこもり鼻腔で響かすこれらの音を表わすには、口腔の奥の上、鼻腔に一番近いところで調音する u音 がもっとも近い。それで、これらの音を u音 と聞きなした、すなわち、ウ音 で見立てたのである。( 聞きなし・見做し → 見立て )
これらの感嘆詞、オノマトペは見立てであるから立派なことばである。
そして右側にあることばへと成長していったのである。(オノマトペとしてはそのまま残り。)

上の表だけを見ると、全くの語呂合わせにみえる。しかし、これがことばの本質なのである。(少なくとも、やまとことばの本質である。)
特にやまとことばにはオノマトペから成長したと思われることばが、今もたくさん残っている。
光 ということばは、オノマトペの ピカリ からだというと、冗談だと思う人がいる。しかし、光 は奈良時代以前には ピカリ と発声していたのである。H音 は平安時代以降に導入され、ピ が ヒ と発声されるようになったのである。そして、オノマトペの ピカリ はそのまま残ったのである。(このような例は、旗、ひよこ)

ピカリ     光
ピッ      ひらめき
キラキラ    きらめき、きらびやか
モヤモヤ    靄
ツヤツヤ    艶、つややか
カタカタ    固い
パタパタ    旗、はためく
モリモリ    森、盛り
ウネウネ    畝、うねり
ネバネバ    粘り
ノビノビ    のびる
スベスベ    滑る
オッ!     驚く
ピヨピヨ    ひよこ ( ねこ、べこ も同じ。ネーネー、ベーベー)
カーカー    カラス ( ス は鳥を指す。ホトトギスも同じ、キリギリス?)

まだまだたくさんある。しかし、注意しなければならないのは、すべてのオノマトペが先ではない。逆にことばから出来たオノマトペもどきもある。 

ばかばかしい、そらぞらしい、しらじらしい、よそよそしい、はかばかしくない
うまうまと、しみじみ、しおしお

はことばが先であろう。

あっさり、うっすら、あっけらかん、やんわり

も意味からきたものであろう。
判断に迷うものに

オチオチ    落着く、おっちょこちょい
セカセカ    せく、せかす
イソイソ    急ぐ
サワサワ    さわやか
ザワザワ    さわぐ、ざわめき
ヒヤヒヤ    冷やす
ドキドキ    ときめく
チラチラ    散る、ちらかる
ウキウキ    浮く
ウッカリ    うかつ
マルマル    丸
ウツウツ    うつ病
ウツラウツラ  うつろう
ワッハッハ   笑う

多分これらもオノマトペが先であったろう。古代には ワラワラ というオノマトペがあったかもしれない。
雲も モクモク からかもしれない。(まるで冗談のようですね。いかに単純、素直かということでもあります。)
その他オノマトペから出来たと思われることばをあげると

ビクビク    びっくりする
ヒクヒク    ひっくり返る、ひくつ
ボケッ     ぼける、とぼける
ボヤッ     ぼやける
ボロボロ    ボロ
ダラダラ    だらける、だらしない、
タラリ     たるみ
ドロドロ    泥
ジャリジャリ  砂利
ゲボゲボ    げっぷ
グズグズ    ぐず、ぐずる
ヒッソリ    ひそむ
フルフル    振る
ブルブル    震える
フックラ    膨れる。膨らむ
フサフサ    房
キリキリ    錐
コリコリ    肩のこり
クダクダ    くだをまく
クドクド    くどい
クネクネ    くねる
クシャン    くさめ、くしゃみ
クタクタ    くたばる、くたびれる
ヌクヌク    温い
ヌメヌメ    ぬめり
オドオド    おどす、踊る、おどける
ペコッ     へこむ
ポッポ     ほてる
テカテカ    てかる、てかり
ツーツー    通ずる
ウトウト    うたた寝
ウズウズ    疼き
ヨロヨロ    よろめき
ユサユサ    揺さぶる
ユッタリ    ゆとり
ユルユル    ゆるみ
ゼーゼー    喘息
ワナワナ    わななき
ジメジメ    湿り気

以上の中には、ややあやしいものもある。
その他、語尾に つく、づく、めく のつくことばもオノマトペから作られたことばであろう。

ザワザワ    ざわめき
ウロウロ    うろつく
ベトベト    べとつき
ムカムカ    むかつき

このように、やまとことばにはオノマトペから直接作られたものが非常に多い。それだけ語感に忠実なことばが多いということである。

オノマトペ・擬音語は、聞きなし である。それが 見なしとなり、見立てとなり、音の無いものの擬態語、普通のことばへと進化していったのであろう。
 
そして、ことばは、今や抽象概念を弄ぶことから単なる記号に貶められんとしている。(恣意性のこと。狭い学界だけのはなし。)人間の情を離れたことばは、もはや人間のことばではない。記号論は、ことばの学問ではない。(もちろん、記号論は非常に重要な学問です。)

フロイトを持ち出すまでもなく左脳だけの人間なんてありえない。それでは、まさにロボットである。言語学にルネッサンスが必要な所以である。(言語学に人間性を取り戻せ!)

 

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