語感による科学的名づけ

分析例ーイチロー

   「そだねー!」  

平昌オリンピック・カーリング女子で有名になった北海道北見弁である。この言葉はまさに語感の塊である。
So・Da・Ne- これを逆に見てみよう。「Ne-」には粘り気が強く感じられ、それが念押しと繋がり感を感じさせる。「Da」には力強さと止まり溜る感覚があって、思い切りと断定のニュアンスが感じられる。
「So」は「A・So・Ko」の「ソ」である。
「ア・ソ・コ」、
「アノ・ソノ・コノ」、
「アレ・ソレ・コレ」、
「アソコ・ソコ・ココ」、
「アア・ソオ・コオ」。
これらはすべて、この組合せのバリエイションである。
「ア」と「ソ」と「コ」の違いはなにか。距離感の違いである。/A/と/S/と/K/の持つ距離感の違いである。この違いは発音時の体感の違いから来る。/A/は口から外へ息を大きく出す。/S/は舌の上を外へ向かって息を流す。/K/は喉の奥を詰めてそこを破裂させて息を口腔内へ流す。この自分を中心とした距離感の違いである。
そして、「Aa・Soo・Koo」は
「あの様に・その様に・この様に」の意味で、これは
「第三者の様に・相手の様に・自分の様に」である。
「そだねー」は「そうだね」の方言。「So」は「そう」である。相手に対する同意である。「そだねー!」は、同意し、納得し、同調する気持を語感で表現した言葉だったのである。
語感分析もしてみた。
      平成30年2月26日

そだねーカーリングストーンブラッシングオリンピック
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1やすらぎキリリ信頼感にぎやかりりしい
2包容力クリア包容力躍動感意欲的
3温 厚りりしいどっしり強 烈イキイキ
4のんびりはなやか本格的イキイキはなやか
5温 和スカッとした力強い積極的あざやか
6くつろぎキュート充 実力動感新 鮮
7ホッとするシャープ重 厚ダイナミック緻 密
8やさしい清 楚円 熟チャレンジングキュート
9信頼感理知的男性的活 気充 実
10どっしりすっきり味わい元 気キリリ

   113番目の元素 「ニホニウム」  

113番目の元素が発見され、「ニホニウム」と命名された。
幻の「ニッポニウム」もあり、一時「ニホン」か「ニッポン」かの議論が再燃した。
我が国の国名「日本」の読みは「ニホン」でも「ニッポン」でもどちらでもよいことになっているようだが、人びとの好みはオーソドックスな「ニホン」か、力強い「ニッポン」かに分かれるようである。
歴史的には、発音は「NIPON」→「NIPHON」→「NIHON」と変わって来たようである。「ピカリ(PIKARI)」→「ヒカリ(HIKARI)」と同じ流れである。
また、「NIPON」の前に「NITPON」があり、それが現在の「NIPPON」になったとも言われている。
これらを語感分析してみた。上の表は音素一つ一つを89の切口で評価したものを一語として全体集計したもの。下の表は語全体のイメージを180の形容語の中から選び出したもの。
人の語音に感じるイメージはクオリア的で、全ての人が同じとは限らない。従って、イメージの順位は絶対ではない。大体の目安と考えていただきたい。
国際試合の応援に、「ニッポン、チャチャチャ」などと「ニッポン」が使われるのは、「ニッポン」に弾けるリズムが感じられるからで、力強くも発声しやすい。
一方、「ニホン」には派手さはなく、抑え気味の奥床しさが感じられ、一部の詩人たちには好まれているようである。
あなたはそれぞれに、どう感じますか。
    (平成28年6月21日)

ニホンニッポンジャパンNiPHonNiTPon
抑 制カワイイ賑わい纏まり纏まり
内 面纏まり散ばりカワイイ刻み・リズム
親密感刻み・リズム多 い親密感濃 い
地 味力 感雑味・雑音重 いカワイイ
柔かい弾 け速 い濃 い粘 り
親しみかわいいにぎやか地味・暗いかわいい
柔らか温 か豪 華温 か粘り気
地味・暗いいっぱい乱 れのびのび地味・暗い
のびのび粘り気散らばり粘り気のびのび
粘り気弾 けボリューム感親しみ丁 寧

   幸せ、幸福、ハッピー  

これらはほぼ同じ意味を持っている。
ただ、何となく、それぞれ少しずつ違う感じがする。
あなたは幸せになりたいですか、それとも幸福を求めますか。
何かが違う。
何が違うのか。
まず、それぞれの言葉のふる里が違う。
幸せは日本古来のやまと言葉。
幸福は漢語。正確には漢語風に日本人が作った和製漢語である。
ハッピーは‘happy’で英語。舶来の言葉である。
お国の違いによる肌合いの違いがある。
やまと言葉はやさしく、漢語は固くて理屈っぽく、舶来の言葉は気障でオシャレである。
言い換えると、幸せは心、情の問題。幸福は知の問題。ハッピーは感覚の問題と感じられる。
すなわち、幸せはしみじみと心で感じ、幸福はしっかりした裏付けが必要で、ハッピーはその場その場の一時のことのような感じがする。特に、‘ハッピー’は、‘happy’と聞いたとき、音の似た‘happen’が連想されるからかもしれない。欧米人の場合はどうなんだろう。一度聞いてみたいものだ。
もちろん、それぞれの言葉の音の語感の違いもある。
‘幸せ’は少し湿り気があって、やわらかく、すっきり感がある。
‘幸福’は固くて少し重たい。
‘ハッピー’は明るく軽く弾ける感じである。
幸せを感じ、幸福と思うのは人の脳であるが、脳の機能を考えるとき、脳の分け方に二通りある。
下から上に、あるいは中から外へ、すなわち脳幹を中心とする最も古い脳、辺縁系を中心とする旧い脳、そして大脳新皮質を中心とする新しい脳と、三つに分ける分け方。
そして、もう一つは、大脳を左右に、すなわち左脳、右脳と分ける分け方である。
極めて乱暴な言い方ではあるが、最も古い脳が本能を司り、旧い脳が感覚から感情を司り、新しい新皮質が知を司るということができる。
また、左脳が論理、言語、すなわち知を司り、右脳が音楽や感性、感情を司るとも言われる。
私は、左脳が人間にとって最も新しい客観的分析的機能を担い、右脳が古脳、旧脳の出口、すなわち感覚、感情、すなわち主観の出口になっているのだと思う。
結局、幸せは右脳で感じるもの、幸福は左脳で理解するものではないだろうか。
そして、ハッピーは古脳に近い旧脳で感じるのだろう。
ちなみに、左脳に障害がある人は常に多幸感を感じるとの臨床現場からの報告もある。
とすると、左脳が、すなわち知が、右脳、すなわち旧脳の情を抑圧しているのかもしれない。
本来、生物は生きることそのことに幸せを感じているのではないだろうか(もっとも、犬猫に感情があるとしても、ハエにまで幸せの感覚があるかどうかは疑わしいが)。
人間が新しい脳を発達させたことによって、そして知を獲得したことによって、本来持っていた幸せ感を失っていったのではないだろうか。
知の本領は疑うことにある。
幸せ感を疑うことによって、人間は幸せを失っていったのではないだろうか。
そして、知は根拠を求める。それは、結局、モノ、コトに根拠を求めることにつながる。
幸福には財貨の裏付けが必要なのである。
家が欲しい。
家を持てば幸福ですか。
家を持てば、車も欲しい。新しい大きな家が欲しい・・・。
財貨には、物欲には、限りがない。
結局、幸福にはいつまでも届かないのである。
小さな幸せはあっても、小さな幸福はない。小さな幸福という概念はないのである。
幸せは心の問題で、頭の問題ではない。
幸せをモノに求めてはいけない。
幸せを頭で求めてはいけない。
幸せは心で感じ取るもの。頭であれこれ考え過ぎてはいけないのではないだろうか。
物欲を捨て、心で素直に感じ取る。そんな感性を育てたいものです。
(なかなかそうはなれそうもありませんが・・・)。
ちなみに、‘幸福’は‘fortune’に、‘幸せ’は‘well-being’に近いのではないだろうか。
     (平成28年5月3日)

   プライドは捨て、誇りを持とう!  

先日、TVを見ていると、ある地方の中堅企業の社長さんが面白いことを言っていた。
確か、その会社の新入社員に対して「プライドは捨て、しかし、誇りをもって、仕事をしなさい」というようなことを言っていた。成程と思った。しかし、よく考えるとおかしい。
英語の‘プライド’は日本語に訳すると‘誇り’、そして、日本語の‘誇り’を英訳すると‘PRIDE’。この社長さんの言葉は言語矛盾である。
しかし、私にはわかる気がする。日本人なら誰でも分るのではないだろうか。なぜだろう。
われわれには、‘プライド’と‘誇り’は違うのである。ニュアンスが違うのである。それは二つのコトバのもつ語感が違うからである。語感を分析してみた。

プライド''''誇り
1積極的(主体的)''''心的・内面的
2パワー''''温かい
3迫力・勢い''''積極的(主体的)
4大きい''''静 さ
5個別・離散性''''透明感
6外向・オープン個別・離散性
7インパクト身 近
8充ちた上 品
9多 い鈍 い
10自然に深 み

‘プライド’には、声高に自己主張するイメージが、そして‘誇り’には、内に秘めた深みのようなものが感じられる。
   (平成28年2月16日)

   ユニクロ  

今をときめくユニクロを語感で分解してみました。

三つの切り口で切ってみました。あなたにはどれが入りやすいですか。
いづれにしても、全体として仲間としての身近さと滑らかな切れがあって、今のユニクロのあり方にフィットしていますね。さすがですね。

1柔 らか''''力強い''''仲間感
2やさしい''''覇 気''''甘え上手
3かわいい''''風 格''''粘 り
4親しみやすい意 志のびのび
5メルヘンチック根 性社交的
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ユニ+クロ=ユニクロ
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1柔らか''''はなやか''''のびのび
2行動的''''力強い''''なごやか
3やさしい''''風 格''''意欲的
4ういういしい男性的はなやか
5あどけないあざやかイキイキ
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1柔かい回 転柔かい
2外向き心的・内面的心的・内面的
3揺 れ固 い滑らか
4滑らか切 れ揺 れ
5粘り気充ちた外向き

分析例ーイチロー

      グラフとイメージ語  どちらがピントきますか
      あなたの感性でじっくり味わって下さい。  但し、分析では音のみを扱っています。意味はいっさい加味していません。

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fileイチローfile次郎file三郎file四郎file五郎

人物イメージ語113中上位

イ・チ・ロー次郎三郎四郎五郎
1ピチピチやる気のびのび躍動感力強い
2ヤンチャ豊 潤ほのぼの快 活たくましい
3イキイキ包容力ワクワクイキイキバイタリティ
4カワイイ根 性温 か清 楚ダイナミック
5若々しいイキイキ豊 かすっきり根 性
6積極的バイタリティほがらか軽 やか風 格
7お茶目個性豊か元 気溌 剌覇 気
8キビキビ情熱的世話好きのびのび豊 か
9りりしい力強いたくましい若々しい包容力
10元 気充実した面倒見のよいカワイイ責任感

画像の説明

     オーソドックスな先人の智恵、性格の違いがよくでていますね。      イチローは、発音の仕方によって変わります 

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